« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »

2009年1月28日 (水)

石川遼「自然体」でマスターズ!

 世界ランキング63位の石川遼選手が、
 マスターズゴルフトーナメントからの招待状を
 公開したそうです。(朝日新聞

 今朝の「朝ズバッ!」にも、その話題で、
 石川遼選手が、お父さまと一緒に
 生出演していました。
 これから学校に行くそうで、制服姿です!


 いつもスタジオに、
 7名くらいのスタッフしかいないそうですが、
 「今日は100名くらいいるんじゃないの?」と
 みのさんも、驚きの様子。

 マスターズに臨む気持ちを、
 「自然体」で、その場で色紙に記し、
 
 練習に徹する決意を謙虚に語る姿は、
 多くのファンを引き付ける一面があるように感じます。

**************************

----「死ぬまで宝物」石川遼がマスターズ招待状公開----

 男子ゴルフの石川遼(17)が27日、
 東京都内で記者会見し、出場が決まった
 マスターズ・トーナメントからの招待状を公開した。

 石川によると、招待状が届いたのは25日。
 家族が見守る前で封を切ったという。

 「文字として、形として自分の手元に届いて感動した。
 僕が死ぬまで宝物です」と喜びをかみしめた。

 石川は2月中旬に渡米予定。既に出場が決まっている
 米ツアー3試合に出場した後、4月9日に
 ジョージア州で開幕するマスターズに臨む。
 「心技体の面で最も劣っていると思う。
 球をしっかり打ち込んで備えたい」

**************************

 今年に入り、世界ランキングでは
 少し後退した遼選手でしたが、

 それに屈することもなく、
 「蒔かぬタネは生えぬ。蒔いたタネは必ず生える」と
 因果の道理を味方につけて、
 ひたすら種まきに徹してこられた結果なのでしょう!


 「できるか、できないかということよりも、
 昨日よりは今日、今日よりは明日、
 少しでも、向上しようという心がけが、一番大切」と

 いわれる通りですね。

 15歳で日本ツアー最年少優勝!
 16歳で最年少ツアープロに。
 17歳での獲得賞金1億円突破も最年少記録!

 ……という、輝かしい成績を、

 決しておごることなく、

 堅実に、「心技体」を磨いていこうとする向上心、
 少しでも見習いたいなと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月27日 (火)

深イイ話★紳助さんの生きる目的?

 日本テレビでは毎週月曜日、
 島田紳介の「人生が変わる1分間の深イイ話
 という番組を放映しています。

 視聴者から寄せられた
 元気が出るイイ話や思わず唸る深い話を
 紹介していくというもので、
 
 昨日のトップバッターは、
「人は何のために生きているのか?」にまつわる
〝深イイ話〟でした。

**************************

 そもそも、この問いは、
 どこから出てきたかというと……

 おバカキャラで人気の木下優樹菜さんが、
 雑誌『月刊少年ライバル』の連載コーナー
 『優樹菜にきいてみな』で
 小・中・高生の悩みに答えているそうです。

 そこに寄せられたのが、
 高3男子からの
 「人は何のために生きているのでしょうか?」。

 古くから多くの哲学者が考え続けた難問に木下さんが
 導き出した答えとは…
 「死ぬときわかるよ!!」

**************************

 これに、
 「深イイ」と賛同したのは、7名、
 「うーん」と、いまいちの反応を示したのは3名。

 このあと、紳助さんは、
 「うーん」と、不満足ながらも、
 木下さんのコメントに、とやかく言うことはなく、

 スタジオに集まっていた面々に、

 「みんな今、それぞれ、
 何のために生きるのか、の答え、考えておったやろ」

 と、ふりました。

 そして、一人一人に尋ねていきますと……

 →「愛する者が死んだら嫌、
   皆が嫌なことはやらんほうがいい」
   (だから死なずに生きていく)

 →「考えてたけど、答えが出ません」 

 →「生きる意味より死なない工夫。
   ずっと考えていても結局答えが出ませんから」

                      などなど。

 そして、最後、紳助さんの答えは、、、

 「1回でも笑うため」
 「努力して1回でも楽しいこと作ろう」でした。

**************************

 人は何のために生きているのか?

 人生に目的はあるのか、ないのか?

 生きる意味は何なのか----。

 この深い闇のなか、
 一人一人、模索しているのだと、
 タレントの皆さんが真面目に答えている姿を見て感じました。

 どこにも明答を聞けぬ中、

 親鸞聖人ほど、人生の目的を明示し、

 その達成を勧められた方はありません。

 「え?親鸞聖人が?」
 「自分と、何の関係があるの?」
 「宗教なんて、用事がない」
 「そんな弱い人間じゃない」
 と言われる方も多いと思います。

 しかし一度、紐解いてみては、いかがでしょう。

 2600年前、インドで活躍なされた
 お釈迦さまの説かれた仏教、

 その真髄を明らかになされた
 親鸞聖人の教えは、緻密を極め、
 「宗教なんて迷信だ」「仏法も鉄砲もあるか!」などの
 安易な非難は寄せ付けません。

 あのドイツの哲学者ハイデッガー
 晩年に、親鸞聖人の教えに触れて、絶賛しています。

=============================
 
 今日、英訳を通じてはじめて
 東洋の聖者・親鸞の『歎異抄』を読んだ。

 弥陀の五劫思惟の願を案ずるにひとえに
 親鸞一人がためなりけり=とは、何と透徹した態度だろう。
 
 もし10年前にこんな素晴らしい聖者が東洋にあったことを
 知ったら、自分はギリシャ・ラテン語の勉強もしなかった。

 日本語を学び聖者の話を聞いて、
 世界中に拡めることを生きがいにしたであろう。遅かった。

 自分の側には、日本の哲学者、思想家だという人が
 30名近くも留学して弟子になった。

 ほかのことではない。
 思想・哲学の問題を随分話し合ってきたが、
 それらの接触を通じて、
 日本にこんな素晴らしい思想があろうなどという
 匂いすらなかった。

 日本の人達は何をしているのだろう。

 日本は戦に敗けて、今後は文化国家として
 世界文化に貢献するといっているが、

 私をしていわしむれば、
 立派な建物も美術品もいらない。

 なんにも要らないから
 聖人のみ教えの匂いのある人間になって欲しい。
 
 商売、観光、政治家であっても、
 日本人に触れたら何かそこに深い教えがある という
 匂いのある人間になって欲しい。

 そしたら世界中の人々が、
 この教えの存在を知り、
 フランス人はフランス語を、
 デンマーク人は、デンマーク語を通じて、
 それぞれこの聖者のみ教えを、わがものとするであろう。

 そのとき世界の平和の問題に対する見通しがはじめてつく。
 21世紀文明の基礎が置かれる。

                              (中外日報

=============================

| | コメント (0) | トラックバック (0)

それでもフグが食べたい

 10代のころは、
 「質」より「量」で、
 多く食べられることに喜びを感じていましたが、

 だんだんと……
 「量」より「質」になってくるものですね。

 また、
 体は食べ物によってできますから、
 ヘルシーかどうか、
 添加物は入っていないか?など
 最近、特に気になるようになりました。

 しかしそれでもやっぱり、
 「美味しいもの」には、人間、目がないのでしょうか。

 山形で、フグ料理に舌鼓を打っていた男性7名が、
 救急車で運ばれ、うち2名が重体と
 朝日新聞の記事で読みました。

**************************

----フグ中毒か7人搬送、2人重体 山形・鶴岡----

 26日午後10時ごろ、山形県鶴岡市大西町の
 鮮魚料理店「きぶんや」で飲食した男性客7人が
 手足のしびれを訴え、救急車などで病院に運ばれた。

 県警によると、68歳と55歳の男性が重体、
 60代の男性5人が軽症。7人は同店でフグ料理を
 食べたといい、県警はフグ中毒とみて調べている。

 事情聴取に対し、同店の経営者の男性(65)は
 「フグの調理免許を持っていない」と話しているという。 

 中毒になった男性らは、地区の会合を開いていたらしい。

**************************

 グルメ番組・雑誌が
 相変わらず人気があるのを見ると、

 美味しいものが食べたい!飲みたい!という欲は
 深いなあと、しみじみ感じます。

 そういえば、昔から
 人間の願いに五つあるといわれます。

 (1)何時も三月花のころ
 (2)お前十八、ワシャ二十才
 (3)死なぬ子三人みな孝行
 (4)使ってへらぬ金百万円
 (5)死んでも命のあるように

 どんな人にとっても
 最も切実な望みは、
 「死んでも命のあるように」
 長命でありたい……ということでしょう。

 美味を堪能しても、
 命を落としては、本も子もありません。

 しかし恐ろしいのは、
 食へのこだわりがあろうがなかろうが、
 欲満たしけれないまま、
 死んでいかねばならないということです。

 「死んでも命のあるように」

 その願いを叶えてくださるのは、

 お釈迦さまが、「本師本仏」と仰がれる、

 無始久遠の、阿弥陀如来の本願力によって、

 摂取不捨の利益にあずかるよりほかにないのだと、

 親鸞聖人は仰せです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月26日 (月)

朝青龍の本気

 引退も囁かれていた横綱・朝青龍が、
 みごと白鵬を下し、23回目の優勝を勝ち取りました。

 その瞬間の視聴率は、なんと
 36、7パーセントだったそうです。

**************************

 【読売新聞

 朝青龍が白鵬下した「その時」
 NHK視聴率36・7%

 NHKで放送された25日の大相撲初場所・千秋楽の
 視聴率が27・1%(関東地区)だったことが
 26日、ビデオリサーチ社の調べでわかった。

 瞬間最高視聴率は、朝青龍が白鵬を下した
 優勝決定戦の最中の
 午後5時40、42分の36・7%だった。

**************************

 近年、いろいろな不謹慎な言動が報じられ、
 怪我もあり、逆境から再起をかけて
 挑んだ本場所だったと思います。

 何か大きな失敗をしたり、壁にぶちあたると、
 あきらめたり、ヤケになったりして
 余計、悪循環にはまっていくことがありますが、

 そんな時こそ、
 善因善果、悪因悪果、自因自果の
 「因果の道理
」を信じて、

 黙々と、よい種まきに徹していくことが、

 遠回りなようで、
 堅実な突破口となるのだと知らされます。

 

 ~~今日のリンク~~

 親鸞会ブログ・ポータルhttp://xn--6oqq14l22m.com/

 親鸞会・東京公式サイトhttp://www.shinrankai.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月22日 (木)

オバマの声が聞きたい

 アメリカの大統領が代わるときって、
 こんなに世界中がフィーバーしたでしょうか?

 ここ数日、オバマ大統領就任のニュースばかりですね。

 オバマといえば、選挙戦の時から
 「名演説」で、話題沸騰していました。

 そのオバマ氏の『生声CD付き演説集』が
 いま、爆発的に売れているそうです。

 以下、ネットで見たニュースです。

==========================

 オバマ本、若者に人気 日本人も「変革」に憧れ?

 2009年1月20日に、黒人として初めて米国大統領に
 就任した、オバマ大統領関連の本が若者を
 中心に売れている。

  オバマ関連本の中で、飛び抜けて売れているのが
『生声CD付き オバマ演説集』(朝日出版)だ。
 2008年11月に発売された。

 大統領になる前のオバマ氏の演説を収録したCDを
 付録に付け、英文と日本語訳を見開きで掲載している。
 初版は2万部だったが、品切れで、相次ぎ増刷。
 2009年1月21日までに40万部刷った。

 英語教材としては異例の売れ行きで、同社の担当者も
「予想していなかった」という。
 アマゾンのランキングでも現在、
 書籍部門で1位になっている。

 
==========================

 実はわたくしも、

 昔から、英語には関心があって、
 そんな大学を目指していた時期も
 あったくらいなんですが、 

 あれよあれよ……という間に時は流れ、
 留学したり、集中して勉強する機会のないまま、
 今に至っております。

 というわけで、
 年末に、そのCDブックを書店で手に入れました。

 英語はなんといっても、世界の共通語ですから、
 身につけて損することは、一つもありません。

 それにしても、、、
 問題は、その英語で、何を語るのか?ということですね。

 英語に限らず、
 言葉というのは、言いたいことを伝えるためにある。

 アメリカ人に会っても、中国人でも、
 フランス人、イギリス人、ドイツ人、
 アフリカの人たち……
 どんな国に生まれた人にでも、
 文化も習慣も、何もかも違う異国の人にでも、
 伝えたいこと。

 そういうことがあってこそ、
 言葉も、本当の意味で生かされるのでしょうね。

 

 ~~今日のリンク~~

   http://www.shinrankai.or.jp/

   http://www.takamori.info/

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月19日 (月)

ハドソン川に緊急着水

 今朝のニュース(朝ズバ)では、
 15日午後、ニューヨークのハドソン川に
 USエアウェイズ機が緊急着水した時の映像を見ました。

 その美しい着水に、
 改めて、機長の力量を思い、
〝地球より重い人の命〟、
 155人すべてが救出されたこと、
 心より祝福せずにおれなくなりました。。。

 以下、読売新聞の記事です。

**************************

 NY不時着水、奇跡の3分…機長判断の素晴らしさ

 USエアウェイズ機がニューヨークのハドソン川に
 不時着した事故で、米国家運輸安全委員会は17日、
 チェスレイ・B・サレンバーガー機長(58)ら
 乗員から聴取を行った。

 記者会見で公表された聴取内容から、鳥の群れが
 エンジンに衝突した衝撃のすさまじさと機長の
 瞬時の判断の的確さが改めて浮かび上がった。

 15日午後3時26分、ラガーディア空港を離陸した際、
 操縦かんを握っていたのは
 ジェフリー・スキールズ副操縦士(49)だった。

 離陸から約1分、高度900メートルまで上昇した
 ところで「大きな暗褐色の鳥の群れ」が
 フロントガラスいっぱいに迫ってきた。

「ドスン」という衝撃音の後、左右両翼下のエンジンは
 停止し、エンジン音の消えた機内は
「図書館のように静まりかえった」(客室乗務員)。
 鳥や金属の焦げるにおいが立ちこめた。

 サレンバーガー機長は直ちに操縦を代わり、
 スキールズ副操縦士はエンジンの再始動を試みながら、
 緊急着陸の要領をチェックした。

 しかし、要領が想定している高度は
 約1万メートル以上で、高度不足は明白だった。

 機長は、ラガーディア空港帰還も近隣の
 ティーターボロ空港への着陸も
「高度は低すぎ、速度も遅すぎる」と判断。

 市街地が周囲に広がる両空港を目指すのは
「失敗すれば大惨事になる」と考え、
 ハドソン川への緊急着水を選んだ。

 機長はグライダーの要領で機体を滑空させ、
 フェリー・ターミナルが眼前にある、
 救助には最適の場所に緊急着水させた。
 エンジン停止から着水まで、わずか3分余りだった。

**************************

 飛行機に乗ったのに、
 まさか川に浮かぶことになろうとは、
 まったく想定外のことだったでしょう。

 それにしても、
「一寸先は闇」とは、よくいったもの。

 もし、あのマンハッタンのビル街に突っ込んでいたら
 どうなっていたことか……。

 仏教の「生死一如」という言葉を
 思い出さずにおれません。

 中国の善導大師は、『往生礼賛』に
「無常念々に至り、恒に死王と居す」とも書かれています。

 また、冥土の道に王はない、といわれるように、
 誰も死を免れることはできません。

 生あるものは必ず死に帰す。

 子供でも知っていることなのに、
 普段、私たち、「死」を忘れがちです。

 しかし、本当は、
 人生の最後「死」を見つめることによって、
 「生」が輝くのではないでしょうか。

 いや、
「死」を除外した人生観はあり得ないことを思えば、
 悔いなき生涯を送るのに、それは、必然でありましょう。

 今回は、ホッと一件落着でも、
 すべての人に、必ず、その時は、訪れる。

 それは今晩かもしれないし、明日かもしれない。

 その事実は厳粛で、
 ビリッとも動いていないことを、銘記したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月18日 (日)

平成百景

 四字熟語って、妙に引かれるものがありますね。
 
 ネットで読売新聞を見ていて飛び込んできたのが
 『平成百景』という言葉でした。

 心いやされる景色にかなり関心のある
 わたくしとしては興味津々、

 いろいろなシーンを思い浮かべ、
 富山湾の雨晴海岸は絶景だよなあ……と、
 クリックしたところ、

 サンプルとして紹介されていたのが、
 まさにその雨晴海岸だったので、またまたビックリ。

 海岸線の向こうに、
 3000メートル級の山を望むことができる場所は
 世界に三ヵ所しかない、とも言われます。

 平成百景にふさわしいと思います!

 以下、読売新聞のサイトで、投票できるようですよ。

**************************

 読売新聞社は創刊135周年を記念して、読者投票を
 もとに新しい時代にふさわしい「平成百景」を選定、
 顕彰します。

 さらに、この100の景観を織り込んだ海外にも
 誇れる魅力的な新観光ルート「四季の島 35の道」も
 公募で選定します。

 日本各地の魅力を発見、再確認して国内外に情報を
 発信することで、地域の活性化を図ろうという
 年間大型企画です。

 第1弾「平成百景」の候補地は、風景写真の大家・
 竹内敏信氏の監修でリストアップした全国300景色。

 不変の魅力を放つ伝統的な日本の美観に加え、
 平成になってから誕生した建造物や景観、
 新しい価値観で見直された風景、危機に瀕しながらも
 再生された場所など、現代的な視点から選びました。

 あなたのお気に入りの景観に、ぜひ投票してください。
 投票された方々には抽選でプレゼントもあります。

 読者投票の結果をもとに選考委員会にはかり、
 4月下旬に「平成百景」を発表します。
「四季の島 35の道」の発表は11月初旬の予定です。

**************************

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月17日 (土)

火星にも生命体?

 朝日新聞でこんな記事を読みました。

  火星にも生命体が???

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ニュースサイエンス記事火星にメタンの噴き出し、
 生物活動の可能性 米科学誌

 米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが、
 火星の北半球から大量のメタンが噴き出しているのを見つけた。

 チームは、水と岩石の反応か、微生物による生命活動で
 メタンができた可能性が高いとみている。
 15日付の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。

 NASAゴダード宇宙飛行センターのマイケル・マンマ博士らは、
 ハワイにある三つの望遠鏡でメタンに特徴的な赤外線を
 7年間(火星の3年間に相当)観測。
 火星大気中のメタン濃度を推定し、分布地図を作った。

 その結果、火星の北半球の特定の場所に大量のメタンの
 噴き出しが見つかった。北半球が暖かい季節にだけ
 噴き出しており、地下深くでできたメタンが凍土の
 割れ目のような所から出てきたらしい。

 メタンの起源についてチームは
「地質学的なものか生物学的なものか判断する十分なデータがない」
 としているが、インディアナ大のリサ・プラット教授は
 記者会見で「メタンは微生物の排泄(はいせつ)物でも
 あり得るし、栄養にもなり得る。地球では、
 水と岩の反応でメタンができる場所は限られている。
 生物学的起源の可能性がわずかに大きいかもしれない」と話した。

 地球では、大気中のメタンの9割が生物学的起源であると
 わかっている。

 NASAは11年に探査車マーズ・サイエンス・ラボラトリー
 を打ち上げる予定で、メタンの起源の解明をめざす。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 生物学的起源の可能性……おおいにありうることでしょう!!

 そもそも、地球は、大宇宙からすれば、
 塵のようなものと、仏教を説かれたお釈迦さまは仰せです。

 毎日毎日、朝から晩まで
 目の前に起きる様々な事象に、一喜一憂、
 一時として、心おだやかになりませんが、

 静かに大空を見上げれば、
 それがどこまで続いているか分からなくても、
 いや分からないからこそ、

 今、クヨクヨ悩んでいることが
 いかにちっぽけなことか、思い知らされます。

 今日は、高森顕徹先生(親鸞会)の「星空の説法」を紹介します。

============================== 
 ★星空の説法★

「月々に、月見る月は多けれど、月見る月は、この月の月」
 と、謳われているように九月は空の美しい月である。
 
 満天にきらめく星を見上げていると、何とも言えない雄大な
 神秘的な世界に吸い込まれる気がする。

 考えてみると、太陽を中心に、水星、金星、地球、火星、木星、
 土星、天王星、海王星、冥王星など、寸分の狂いもなく
 運行している。

 天文学では、これらを惑星(*)といい、これらの惑星群を
 太陽系宇宙と呼んでいる。

 太陽と地球との距離は一億五千万キロ。一番遠い冥王星は、
 その約三十九・五倍の五十九億キロもあるから、
 太陽系宇宙の直径は百十八億キロ程の広さがある訳である。

 地球を一列に並べるとすれば、実に、九十二万個並ぶ長さであり、
 一秒間に三十万キロ突走る光に乗ったとしても
 十一時間もかかる距離である。

 このように太陽系宇宙は広大なものであるが、夜空にキラキラ
 輝いている星の一つ一つが、どれもこれも皆、この太陽系と
 同じ世界を、そこに形作っているのだ。

 晴れた夜空に東北の空から西南の空にかけて、大空を一周する、
 俗に「天の川」と呼ばれているものを、世界一のアメリカの、
 パロマ天文台の、二百インチの望遠鏡で拡大してみると、
 太陽と同じ無数の恒星の集団であることが判るという。

 この集団が銀河系宇宙といわれ、我々の太陽系は、実は
 この銀河系宇宙の僅か一点を占めているにすぎない。

 しかも、このような銀河系宇宙が、更に広い広い大宇宙に
 浮かんでいるような格好をしているので島宇宙とも呼ばれている。

 この島宇宙(銀河系)の中に、恒星が幾つ位あるのかというと、
 太陽と同じ位の恒星が、何と二千億個も集まっているという。

 しかも、このような島宇宙が一千億個以上も存在することが
 確かめられているのが今日の宇宙観である。

 かかる大宇宙からみれば、我々の住む地球などは、まさに
 その星クズの一つにすぎない。

 その星クズの中に、うごめく人間は一体、何と言ったら
 よいのであろうか。

「やがて死ぬ、気配も見えず、セミの声」
 と、芭蕉はよんでいるが、かまびすしく鳴き叫んでいるかの
 セミも、地上に出て僅か一週間で死ぬのである。

 人生五十年、いや、寿命がのびて、男七十才、女は七十五才と
 喜んでいると言っても、悠々たる大宇宙の生命と比べたら、
 我々の一生は、もっともっとはかない、ホンの一瞬にすぎない。

 この一瞬の人生を如何に生くべきか、如何に死ぬべきかは、
 これこそ一生参学の大事でなければならぬ。

「人身受け難し、今すでに受く。仏法聞き難し、今すでに聞く。
 この身今生に向かって度せずんば、更に何れの生に向かってか、
 この身を度せん」

 まことに、永劫の迷いを断ち切り、絶対の幸福を獲得する為に
 生まれて来たことがひしひしと身証される。

 されば、美しい星空は、悠遠の彼方より生きた説法をしている。
 まさに、正覚の大音は、十方に響流したもうているのである。

  *平成18年8月以降、
   冥王星は「惑星」とは呼ばなくなりました。

            (高森顕徹先生著『白道燃ゆ』より)
==============================

 一瞬で駆け抜ける人生、
 なにするために生まれてきたのでしょう。

 命の使い道、ハッキリしているでしょうか?

 これ一つのために、生まれてきた、というもの。。。

 それを明らかにされているのが、
 仏教を説かれたお釈迦さまであり、親鸞聖人です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月16日 (金)

オン・オフを切り替える

 明日から、各地でセンター試験が行われるようですね。

 昔は、「共通一次」なんて言われていました。
 完全に「死語」でしょうか??

 私はちょうど、センター試験に切り替わったころ、
 受験生だったと記憶しています。

 浪人は許されない環境でしたので、
 実力もなく、不安で不安でたまらなかったのを
 なつかしく思い出しています。(今だからこそ)

 当時は仏とも法とも知りませんでしたから、
 絵馬に、願いごとを書いたりもしていました。

 でも、どれだけ、そのようなことをしても、
 結局安心できずに、
〝願掛けグッズ〟は、毎年、この時期、話題になりますね。

『カツ丼』は、当たり前ですが、
『キットカット』で、きっと勝つとか、
『カール』を食べて、「受かーる」などなど。

 しかしそれでもやっぱり、最後は、
〝蒔かぬタネは生えぬ、蒔いたタネは必ず生える〟
 因果の道理を味方にして
 種まきに徹した人が勝利するのでしょう。
 
 そういえば、
 メジャーリーガーのイチロー選手は、
 スタジアムに入る前、
 いつも、やる動作が決まっているそうですね。

 NHKの人気番組「プロフェッショナル」のイチロースペシャルで
 放映されたインタビューが心に残っています。

============================

 メジャーリーガー・イチローは、二つの人格を持つと
 言って過言でない程に、オンとオフをはっきりと切り替える。
 家族や友人に囲まれた普段の「鈴木一朗」は、
 笑い声を絶やさない気さくな青年だ。

 だがユニフォームを着た「イチロー」は、
 全身に緊張感が漂い、容易に他人を寄せ付けない。

 シーズン中、イチローは試合前の準備、練習メニュー、
 試合中の身体の動かし方に至るまで、
 厳密に同じであることにこだわる。

 決められた所作をこなしていくことで、
 次第にスイッチが入っていくのだ。

 そしてバッターボックスに立った時、
 イチローの集中力は極限まで研ぎ澄まされる。

============================

 いつもどおりの準備を
 丁寧に進めていくうちに、

 いい意味で緊張感が高まっていき、
 試合に臨む体制に、心が自然と切り替わっていくのですね。

 戦いに挑むとき、
 何かにすがりたくなるような、
 不安で弱い心は、だれにでもあると思います。

 しかし、そんな心を知っているからこそ、
 堅実な種まきを重視する。

〝一流〟といわれる人の強さの秘密が
 ここにあるように感じます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月15日 (木)

たとえ命にかぎりあるとも

 
 毎日新聞で、興味深い記事を発見しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~~超高級化粧品 何を求めて?だれが?
         「きれいでいたい」に値段はない!~~

“超”がつくほど高額な化粧品が売れている。
 定価1万円の洗顔せっけんに12万円のクリーム。
 しかもこの不況でも売れ行きは変わらないそうだ。
 どんな女性が何を求めて
 超高級化粧品を手にするのだろうか。

 資生堂は昨年9月、定価12万円のクリーム
「クレームシネルジック」を発売した。
 同じシリーズで化粧水から一式そろえれば
 年間100万円するという超高級化粧品だ。
 カネボウ化粧品は既に05年から12万円クリーム
「トワニーセンチュリーセルリズムSP」を販売している。

 年1回の予約制販売にもかかわらず、
 年間1万個近く売れている。
 同社広報は「安い化粧品をドラッグストアで購入する
 トレンドは一段落し、顧客が高額化粧品に揺れ戻っている。
 資生堂さんの参入も市場がにぎわうので悪いことではない」
 と余裕の構えだ。

 資生堂によると、2万円以上の超高価格スキンケア市場は
 04年比で124%も拡大した。

 超高級化粧品の主なターゲット層は
 世帯年収2000万円以上の家庭の専業主婦、
 つまり“セレブ妻”だったという。

 でも、実際の購買層には30、40代の“バリキャリ”
(バリバリと働くキャリア女性)も多いという。

 国税庁によれば、06年度で年収1000万円以上の
 給与所得を得ている層の7・3%、約164万人が女性となった。
 なるほど経済的余裕がある女性も増えてきたのだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 いくつになっても、美しくありたい。

 いつの時代、どこの国でも変わらない、
 女性共通の願いですね。

 世界の三大美女の一人に数えられる小野小町は、
 こんな歌を残しています。

 「面影の変わらで年のつもれかし
         たとえ命にかぎりあるとも」

 年を重ねていかねばならないことは分かっている。
 やがて尽きる命も知っている。

 しかし、かなうことなら、
 面影の、容姿の変わらないままで……という願いは、
 綺麗な人ほど、切実なものでしょう。

 人間が生きている限り、
 時空を問わず、受けねばならない苦しみを、
 仏教を説かれたお釈迦さまは、「四苦八苦」と教えられています。

 老いていく苦しみは、四苦の一つで、「老苦」といわれます。

 妖艶な美女だけでなく、
 老いていくのは、だれにとっても苦しいことです。

 しかし人生の旅は、必ず、そういう方角に向かっている。
 後戻りはできません。

 生きる苦しみ、老いの苦しみ、病の苦しみを乗り越えて、
 闘いながら生きていくのは何のためなのか、
 どこまでいけば、求めてやまない幸せを獲られるのか……。

 その答えを知るところに、

 100パーセント、下り坂の人生、
 本当の光を、見いだすことができるのだと思います。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月14日 (水)

負けて覚える相撲かな

 早稲田出身の力士が、70年ぶりに誕生したそうです。(読売新聞

===============================

 早大から70年ぶりに角界入りした直江(本名・直江俊司、
 東京都調布市出身、尾車部屋)がプロデビューを果たした。

 会社員になる道を捨て、勝負の世界に飛び込んだ22歳は
 「国技館はオーラがありますね。いい相撲を取りたい」
 と出世を夢見ている。

 初場所3日目に前相撲で初土俵を踏んだが、
 学生相撲で実績がある近大出身の新弟子に完敗した。
 それでも、「緊張して硬くなった。気持ちを切り替えて頑張ります」
 と前を向く。

 小学4年から始めた相撲は、けがもあって大学3年で一度、離れた。
 その後は不動産業界を中心に就職活動に動き出したが、
「中途半端に夢を終わらせたくなかった」と方針転換。
 1939年夏場所の山口(出羽海部屋)以来の早大出身力士となった。

 1メートル81、127キロ。
 尾車部屋では、三段目の兄弟子に胸を借り、
 けいこに汗を流す日々。「少しでも早く番付を上げたい」と直江。
 あこがれていた世界で、一つでも多くの白星を手にするつもりだ。

===============================

 初戦は、完敗だったようですが、
 気持ちを切り替えて、前向きに頑張っている様子が伝わってきます。

「負けて覚える相撲かな」
 という言葉があります。

 私たち、負けることをついつい恐れてしまいますけれども、
 それでは向上できない、ということでしょうね。

 そういえば、
 将棋棋士・羽生善治さんの『決断力』(
角川文庫)にも、

「守ろう、守ろうとすると、後ろ向きになる。
 守りたければ、攻めなければいけない」

 と書かれていたのを思い出します。

 生きるということは、戦いですが、
 常に前向きに、倒れる時も、前のめりで、
 突き進みたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月12日 (月)

二十歳のあなたへ

 今日は「成人の日」でしたねnote

 平成生まれの「二十歳」の人もあるようです。
 
 
毎日新聞によると、千葉県浦安市では、
 東京ディズニーランドで、成人式が行われたそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 【成人式:TDLで開催…浦安市の約72%が参加】 

  成人の日の12日、千葉県浦安市は同市舞浜の
  東京ディズニーランド(TDL)で成人式を開いた。
  TDLでの開催は8回目で、今年は対象者の71.9%、
  1106人が出席した。

  選挙権を得た新成人は年内に衆院の総選挙に臨むことから、
  松崎秀樹市長は「選挙は夢をかなえる力の源泉。
  浦安から日本を変えられると認識してほしい」と訴えた。

  式典の後半、TDL特製キャラクターショーで
  ミッキーマウスらが登場すると、
  会場は拍手や歓声に包まれた。
  終了後、新成人らは乗り放題になったアトラクションを楽しんだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 成人式でトラブルが生じるニュースもしばしば耳にしますが、
 キャラクターショーもあって
 あたたかい雰囲気で、幕を閉じたようです。

 二十歳になると、お酒を飲めるようになるわけですが、
 お酒にのまれるようになったら大変です。

 高森顕徹先生(親鸞会)の「光に向かって」から紹介します。

==================================

 ~~ 一度ぐらいが身を滅ぼす
          クリブランド大統領と獄中の男 ~~

 アメリカの大統領に、クリブランド氏が当選したとき、
 獄中の男の一人が長嘆息している。

「やはり、あの方が当選されたか。立派だったものなぁ」

「おまえは、クリブランド氏を知っているのか」
 看守が不審に思ってたずねると、

「中学卒業のときは一、二を争って出たが、
 祝いに酒飯にいこうと誘ったところ、クリブランド氏は
〝味よきがゆえに断つ〟と言って、途中から帰ってしまった。
 おれは一度ぐらいなんだ、これが最後だ最後だ、が、
 たび重なって、ついに今日のように雲泥の差が生じてしまったのだ」

 と述懐したという。

 同じ身体を持ちながら、同じ才能を有しながら、
 目的を達せずして奈落に沈んだのは、
 勇猛精進の克己心がなかったからである。

 下等の人間は舌を愛して、身を愛さぬ。
 中等の人間は身を愛して、心を愛さぬ。
 上等の人間は心を愛するがゆえに、克己して勇猛精進する。

 偉業を成就せんと志す者は、
 すべからく衣食に心を奪われてはならない。
 頂上を極める者は弊衣粗食、よく初志を貫徹する者である。

                   (高森顕徹著『光に向かって』)
==================================

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 2日 (金)

時の流れに身をまかせるだけでよいか

 早いもので、平成も21年目となりました。

 まだ高校生のころ、
 昭和の時代の終わりを告げる「号外」を
 街中で受け取って驚いた記憶が
 静かによみがえってきます。

 こうして、瞬く間に、
 人生のときは流れてゆくのでしょうか。

「光陰矢の如し」とはよくいったもの。

 医学の進歩で、人生100年になったとしても、
 大宇宙の歴史とは比ぶべくもありません。

 いったい、何しに、
 この世に生まれてきたのでしょう。

 時の流れに身をまかせるだけでよいのでしょうか。

 今日は、一休の唄から。

 高森顕徹先生(親鸞会)が
 『白道燃ゆ』に、次のように書かれているので紹介します。

==========================

「人生は、喰て、ねて、起きて、糞たれて、
 子は親となる、子は親となる」

 と謳ったのは一休である。

 また、「人生は、タライよりタライに移る、五十年」
 とも喝破している。

 医学の進歩で、人生、七、八十年になったが、
 悠久の天壌から比ぶれば、五十年も百年も変わらない。

 このようなものが人生なら、天井裏のネズミの方が、
 ズーとましである。

 彼らは人間のように、あくせく働かずに陽気に
 喰っている。

 これでは万物の霊長としての人間の資格は何処にもない。

 一体、人間は何の為に、
 あくせくして生きているのであろうか。

 ある処に、愚かな金持ちがいた。
 ある時、有名な画家を訪問して、
 見事な作品の数々を見て感嘆した。

 それが病みつきで、
 自分もあのような絵を描いてみたいと思うようになった。

 金にまかせて、素晴らしいアトリエを建てた。
 高価なフランス製の絵具や、その他、
 絵に必要な一切のものを買い集めた。

 彼は、そこへ閉じこもって一歩も外へ出ずに
 絵を描き続けた。

 数年たって彼は、突然、近所の人々に、
 アトリエの参観を許した。

 珍しがって見に来た人々は、どの絵も、どの絵も、
 小学生が描いたような稚拙なものばかりに驚いた。

 そこで近所の或る人が、
 彼を訪ねて種々のことを尋ねてみた。

 彼は、アトリエや、絵具の良いものさえ集めれば、
 よい絵が描けるものだ、と堅く信じ切っていた。
 その為に、肝心の腕を磨くことを忘れていたという。

 金や、財産や、名誉や、地位を得ることが幸福だ、
 と言う迷信が、人類を支配している。

 迷信に凝り、線香六十束でいぶり殺された娘さんや、
 悪魔を退散させてやるといい、殴り殺した事件や、
 邪教を盲信して医者にかからず、
 盲腸炎が手遅れになって、一命を失った人達だけが、
 迷信の犠牲者ではない。

 金や、財産や、地位や、名声は、
 我々を幸福にする材料ではあるが、
 それがそのまま幸福ではない。

 幸福と幸福の材料を混同している迷信こそ、
 全人類を不幸のドレイにしている。

 いくら良い材料ばかり、多く集めても幸福にはなれない。

 生け花にしても、料理にしても、洋裁にしても
 同じである。
  
 いけ方を知らなければ美しい花はいけられない。

 料理方法を知らなければ、美味しい料理は作れない。

 技術がなければ、つくった洋服は着られない。

 たとえ材料は悪くとも、
 お花の先生は美しい花をいけるし、
 料理の先生は、美味しい料理を作る。

 名医の眼には、薬草でないものはないと言われる。
 悪い材料も生きてくる。

 あり余る財産を持ち、立派な邸宅に住み、
 ぜいたくな生活をしながら、不幸を囲っている人もある。

 また、貧しい生活の中にも、我身の幸福を喜び、
 力強い、明るい生活を送っている人もいるのは
 その為である。
 
 昔と比べれば、現代人は驚異的に物質に恵まれて
 いながら、不安と焦燥、満たされない孤独感に
 悩んでいる。

 材料の活殺は、それを使用する人の腕一つに
 かかっている。

 その生かし方を教えたものが、真実の仏法なのである。

      
                  (高森顕徹著『白道燃ゆ』より)

==========================

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »